この記事では実際にQQEnglishの授業で何が出来るのか!?どのようなテキストを使い、どのような効果が期待できるのか?、それからQQEnglishが他の語学学校との違いは何か?についてご紹介したいと思います。
QQEnglishの授業の強みと弱み
まず全体的なまとめとして、カリキュラム全般、QQEnglishの強みと弱みをご紹介します。
カリキュラム全般
基本となるのが「スピーキングAとB、リーディング、リスニング、発音、文法、ニューストピック」です。
QQEnglishには一般、TOEIC、IELTS、ビジネス、カランなどのいくつかのコースがありますが、元々入っているのが上記のカリキュラム内容になります。(授業数によって入っている科目は異なる)。
上記に各コースの「ビジネス英会話、カラン、IELTS、TOEIC」などのカリキュラムが組み合わされます。
文字が小さいですが見えますでしょうか。太線で区切られている一番上がライト、真ん中スタンダードの6時間マンツー、次が8時間マンツーです。(これはあくまで2015年版なので今後は変更になる可能性はあります。)
授業内容の変更はTOEICとIELTSを抜かせば(後述)、ほぼ全て可能なので気に入ったカリキュラムがあればどんどん変更していきましょう。(例えばカランを1つ→3つに増やし、ニュースやリスニングを減らすなど)。
QQEnglishの授業の強み
1,留学前に授業の雰囲気を体験できる。
2,カランメソッドを学べる。(またコマ数は増やすことが可能)
3,セブ島留学後も「授業の続き」が出来る!
4,IELTSやTOEIC SWの練習が出来る。
5,キッズ英会話が強い。
教師の質
教師の質については新人の方はまだまだで、ベテランは素晴らしいです。といってもあくまで僕の感覚なので、実際の教師の実力を知るならオンライン英会話を複数回体験して頂ければわかると思います。(教師はオンラインとセブ島留学の両方を受け持っているケースがほとんどです)。オンライン英会話でいう25ポイントの先生と50ポイント、75ポイントの先生ではやはり違います。
QQEnglishの授業の弱み
1,教師変更は最短で3週目から変更になる。
2,テキストはスペシャルクラス(TOEIC、IELTS、ニュースアラート、カラン)以外は基本的にPDF
3,TOEICとIELTSのクラスは1日最大1コマ
以下で一つずつ解説
QQEnglishの授業の強み
留学前に授業の雰囲気を体験できる。
QQEnglishはオンライン英会話とセブ島留学のオフライン英会話を融合している唯一の語学学校です。正確には他の語学学校もありますが、QQEnglishほどシステマチックに運営して成功している語学学校はありません。
2015年時点でDMM英会話、レアジョブ、ぐんぐん英会話、ラングリッチ(撤退)、hanasoなど大手オンライン英会話は参入していないんですね。いや、正確には参入できない、もしくは参入しても続かない・・・という方が正しいです。
オンライン英会話とセブ島留学が結びつく最大のメリットは何か?
それはオンラインもセブ島留学も授業のカリキュラムは似ているため、事前に「
授業がどのような内容なのかを把握出来る」ことです。もちろんオンライン専用の授業やセブ島留学専用の授業はいくつかありますが、同じテキストを使うことも多く、教師もオンラインとセブ島留学の両方を受け持つ先生が多いため、力量を把握することが可能です。
つまり、QQEnglishはフィリピンセブ島留学をこれから選ぼうとしている人にとって、留学前から授業の雰囲気を把握できる唯一の語学学校なんですね。
なので、QQEnglishのセブ島留学が気になっている方で、少し時間的に余裕がある方がいましたら、まずはオンライン英会話の受講をおすすめします。
もしオンライン英会話が気に入ってセブ島留学をしようと決めたなら、大きなブレはありません。正確にはオンライン英会話よりもセブ島留学の方が直接先生と英会話が出来る分、より授業がはかどります。
カランメソッドを学べる。(またコマ数は増やすことが可能)
ダイレクトメソッドと呼ばれるカランメソッドを学ぶ事が出来るのもQQEnglishの魅力の一つです。(カランメソッドの効果とは?:
No14 知らないと損をする?「カランメソッド」という軍隊式英会話トレーニング)
QQEnglish以外でもカランメソッドを授業で取り入れている語学学校はいくつかありますが、きちんとした認定校で、多くの先生をトレーニング出来ているのはQQEnglishのみ。
もしカランメソッドをセブ島留学でしっかり学びたいならQQEnglishを一番おすすめします。その理由は、ここにはカランメソッドをきちんと研究している教師の専属チームがあり、ベテランが多いからです。
<カランメソッドを推奨する方>
・ビギナー以上推奨(全く英語が出来ないとただの文字の羅列になり面白くない)
・英語で喋ることが恥ずかしいと感じる方、先生に何か聞かれて答えるのを苦痛に感じている方(カランの授業は先生の発言をリピートする事がメインなので、恥ずかしがっている暇なく進む)
・文章を作ることが苦手な方、正しい文章を作りたい方
・英語を口から出す慣れを作りたい方
<留学での主な流れ>
カランは3つのパートに分かれています。
「復習」→「メインの練習」→「読み書き」の3つで、1日の授業をこのサイクルで行います。
1,復習・・・Revisionと呼ばれ、前日に学んだ14ページ分(オンラインは7ページ分)の復習をします。
2,メインの練習・・・New workと呼ばれ、教師が話した英文をひたすらリピートする練習を行います。
3,読み書き・・・Reading / Dictationと呼ばれる内容で、英文を読んだり、先生が喋った英文を書き取りします。ただし、これは授業の進行の度合いによって毎日ではないかもしれません。
<カランメソッドのメリットと気付き>
・発音矯正・・・発音についてはかなり厳しくチェックされます。すぐにその場で間違いを直すので、発音の間違いを確認できます。
・集中できる・・・最初のスモールトークぐらいしかないので、授業中は非常に集中できます。(めっちゃ疲れる)
・文章が間違っているとその場で直される・・・発音だけに限らず、文章の言い間違えは速攻直されます。これはためになりますね。
・個室がおすすめ・・・カランをやるのであれば部屋にこもってやるほうが効果的である。自分も大きな声で喋るので恥ずかしがり屋な方は特に個室がおすすめ。
・カランビジネスもある・・・1ステージ、132ページある、2ステージ分。興味ある方はスタッフに伝えましょう。
・生徒と先生の喋る比率が必ず1:1・・・よくある話が、マンツーマンの授業だとお喋り好きの先生とあたると喋られっぱなしになるという事。先生が喋っている最中にツッコミが出来る方はいいですが、そうではない方は喋る量が減ってしまいます。しかしながら、
カランメソッドの場合はシステム上、必ず英語を使う量が1:1以上になります。なのでその点でも、恥ずかしがり屋さんにおすすめです。
・なお、オンラインではCallan Hardcore Teacher(150ポイントの先生)が良い先生です。
というわけで色々書きましたが、カランメソッド自体はQQEnglishのオンライン英会話で受講出来ますので、興味がある方は試してみるのが一番です。なお、カランメソッドが気に入れば1日に複数コマ授業を持つことが可能です。
カランメソッドのデメリットは軍隊式なのでものすごく疲れるということです。50分間しゃべりっぱなしなので先生も生徒も相当エネルギーを使います。
また、もう一点!
カランメソッドはライトプラン(1日マンツーマンが4時間のコース)では受講が出来ません。なのでスタンダードコース(1日マンツーマン6時間)以上を必ず選択してください。2013年に留学した時はこの事を知らなかったため、ライトプランを選び、カランが出来ず残念な思いをしたので。。。
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QQEnglishのオンライン英会話はこちら
セブ島留学後も「続き」が出来る!
QQEnglishの先生はオンライン英会話もやっている先生が多いので、セブ島留学中に良いと思った先生はオンラインでも申込が出来ます。
正直な話、どの学校でも留学中に仲良くなった先生と留学後に直接スカイプレッスンをする方もいますが、大抵長続きしません。
直接スカイプレッスンをするということは、その先生とかなり親しい状況になります。それ故に、ダラダラしてしまったり、お互い都合をつけて休んでしまったり、振り込みがやや面倒だったり、、、っと色々デメリットも多いです。
なので、そうではなくきちんとサービス料を払って留学後もオンライン英会話スクール内で会話をする方が、言いづらい事も無いですしトラブルも少ないので、結果的に長続きします。QQの場合はQQEnglishのオンライン英会話サービスを通じて留学後も先生と話せるので、間違いない方法かと思います。
同じスクール内なので、セブ島留学前→留学中→留学後っと一連の流れでテキストを進められるのもQQEnglishの強みでしょう。
IELTSやTOEIC SWの練習が出来る。
QQEnglishに留学中にIELTSコースも受講してきましたが、かなり研究されているようで驚きました。
<IELTSの何をやるか?>
IELTSは4つのパートに分かれます。(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)。QQEnglishで出来るのはそのうち一部のみです。
シーフロント校はスピーキングのみ(2015年の現状では)
ITパーク校は2カリキュラム(スピーキング、ライティング)
<推奨する方>
・Pre intermidiate以上(High Bigginerでも可能な場合もある)
・ワーホリ、海外でより良い仕事につきたい方(ターゲットは6~7)
・英語力を単純に鍛えたい方
・TOEIC SWに興味のある方
IELTSコースははっきり言って簡単ではありません。スピーキングに関しては流れがTOEIC SWと大体同じなので分かるのですが、英語がレスポンスよく口から出るような状況ではないと、IELTSでもSWでも良い点数を出すことは難しいと思います。授業もうまく運べません。なので、中級者以上の方にこちらのカリキュラムはおすすめです。
<主な流れ>
1日目にイントロダクションを英語で確認→模擬テスト。2日目からIELTSのパート1から攻略法を紹介してくれます。
パート1は出題される傾向が分かっているので、どんな事を抑えておくべきなのか?などの対策や関連単語、熟語などを習いつつ練習→模擬テストなどを繰り返していきます。
テキストはいくつかありますが、留学期間に合わせて自動的にチョイスされます。
<IELTSコースのメリット>
・スピーキングに関する全体的な弱みを見つけることが出来るので、例えば発音が弱かったら発音を中心に出来る。
・パート1は身の回りの事を説明する事がメイン。そのため、IELTSを受けない方も自己紹介が英語で出来るよになる。
・発音についてフィードバックをもらうことが出来る→マックテストという模擬テストで。
・TOEIC SWと大体同じやり方なので→TOEICSWを受ける人にはかなり良いプログラム。
・同じことを説明するために、複数の違った表現を学ぶことが出来ます。というのもIELTSパート3では受講生が自分の答えを掘り下げていく事を試されるからです。(そうすることで審査官は、受講生がどれだけボキャブラリーや熟語に対して深い知識があるかが分かる。)
・プレッシャーがかかる。他の人の前で英語を数分で喋らなければいけないの時に、役に立ちそうです。
・オンラインコースもあるので、オフラインで勉強した先生とオンラインで勉強することも可能。
*事前にIELTSについてのルールを知っていることは大前提ですので、受講希望の方は自身の目的やテストの流れなど、予備知識は予めつけておきましょう。
キッズ英会話が強い。
キッズ英会話は2015年にQQEnglish、学研、教育業界で有名な陰山英男先生がチームを組んで作った強力な教材があります。
これについてはQQEnglish代表、藤岡さんがこちらで書いてくれていますのでご参照ください。
No15 陰山先生、学研とコラボして出来上がったQQEnglishの最高の小学生向け英会話教材
QQEnglishの授業の弱み
教師変更は最短で3週目から変更になる。
QQEnglishの場合は2週間目から教師変更のオーダーができます。逆に言えば2週間は同じ先生が対応するということですね。他の学校(日系に限る)は大抵2週間目から変更出来るので、その点は他校に比べるとデメリットかと思います。
テキストはスペシャルクラス(TOEIC、IELTS、ニュースアラート、カラン)以外は基本的にPDF
現在はQQEnglish内でテキスト購入が出来るようになったので、完全なデメリットではないですが、基本的にはPDFを使ってパソコンの画面を見ながらの授業になります。テキスト代を別に取られないで済むという点ではありがたいのですね。
というのもテキスト代を別に請求される所では、授業を変更したら別のテキスト代を請求される事になりかねないからです。なお、10階のオープンスペースで授業をする場合は先生がテキストを持参します。
TOEICとIELTSのクラスは1日最大1コマ
はっきり言って、TOEICとIELTSをガッツリ勉強したい方はQQEnglishは向いていません。というのもQQEnglishでは一人ひとりの先生をそのコース向けの方専用にトレーニングをしているため、最大で1日1コマしか受講できないからです。
幸いQQEnglishは離職率が低いので、ある程度トレーニングされた先生が増えれば、今後は1日に取れるコマ数も変わってくるかもしれません。
その他のQQEnglishの特徴
ITパーク校は個室とオープンの両方から選べる
ITパーク校は個室とオープンスペース型の教室の2つあります。(
QQEnglish【ITパーク校留学レポート①】授業施設の紹介~個室とオープンスペースの違い~)
授業施設をボックスとオープンの両方を体験出来るので、長期留学の方は気に入った方を多く使うことが可能。人に英語を聞かれるのが恥ずかしい方は個室、すぐに飽きて眠くなる人はオープンスペースを使うことで集中力を保つことができるでしょう。
*カランメソッド、IELTSなどの一部の授業は個室でやることになるため、10階のオープンでは対応出来ません。また、リスニング系の授業も難しいです。オープンスペースを使いたい方はスピーキング中心にカリキュラムを設定しましょう。個室でもオープンでも対応出来る授業については、直接QQスタッフに依頼すれば(空きがあれば)対応してもらえるでしょう。
多国籍の環境
日本人が半分ぐらいいますが、台湾人、韓国人、中国人、ポルトガル、インド、イラン、ロシアなど常時10カ国ぐらいいるのが最近のQQEnglishの状況です。
自分次第ですが様々な国の方と仲良くなる、つまり英語で会話するチャンスは十分あります。
教師と会話を楽しむならシーフロント校は特におすすめ
数十名の先生はシーフロント校内に住んでいるので、夜までカフェテリアにいます。テーブル席やビリヤード、卓球台、プールなどを通じて仲良くなりやすいですね。
シーフロント校はカフェテリア周りに夜は集まる・・・というのがセオリーになっているので、ここに来れば英会話をする機会は増えると思います。
カリキュラムのNEWSは少し注意
これはQQEnglishのオンライン英会話でいう、「ニュースアラート」になります。
スペシャルクラスの一つなのです。内容はトレンドニュースの英語動画を見て、その後に解説をしながら勉強する内容になりますが、、、これは結構難しいです(難易度はもちろんその学習者に合わせて変更してくれます)。
僕は挫折しかけました(苦笑)。もし僕と同じようにこのカリキュラムを取ってやってみたけど、難しいと感じた方はすぐに違うカリキュラムに変更してもらうように伝えましょう。出来ないことをやっていてもストレスが溜まるだけですので・・・。
ビジネスマンの方はニューストレンドに詳しい方も多いのでおすすめですが、ニュースを全く見ない人は背景がないので厳しいかと思います。
ビジネス英語
ビジネス英語はシーン別(電話対応、インタビュー、E-mail)などを習う教材と文章を読む教材(Market Leader)の2タイプあります。Market Leaderの方はフィナンシャル・タイムズなども題材の一つなので、中々レベルが高い内容になっています。
圧倒的なコスパ(手の届きやすい価格)
QQEnglishのマンツーマンに対するコストパフォーマンスは、他の語学学校に比べて圧倒的に良いです。これはこちらの表でもご確認いただけます。
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項目別!フィリピンセブ島の語学学校の選び方|重要視するポイント別におすすめ校を紹介
マンツーマン数が1日6時間以上でこの価格を提示している語学学校は、日韓含めてほとんどないです。コスパを最優先するのであれば、QQEnglishは間違いなく候補の一つに上がると思いますよ。
まとめ
平日6時間~8時間のマンツーマン、日系では最安値、食事代も1ヶ月で約5000円(毎日3食込み)っと、QQEnglishはかなりパフォーマンスの良い学校です。ただし、土日に追加授業は受けることは出来ませんので過ごし方に工夫が必要です。(正確にはこちらの
超短期集中プランというのもあります。)
土日の過ごし方として始めやすいのが「オンライン英会話」!
QQEnglishの土日はQQ校舎のネット回線状況が常時安定しているので、QQEnglishの校舎でQQEnglishのオンライン英会話をやるのはありだと思います。(別にQQのオンライン英会話にこだわる必要はありませんがw)。
それから、土日に出社している先生たちも多いので、実は隠れたコミュニケーションをするチャンスです(朝食とか)。あとは、現地の人たちが行っているコミュニティを見つけ、そこに飛び込んだり、行きつけのお店を作り、英会話を楽しみましょう。
↓QQEnglishの公式サイトはこちら↓
【QQEnglish留学レポート】カリキュラム内容&授業の強みと弱み is a post from: 俺のセブ島留学