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あと少し足りない!セブ島貧困層の子供たちがしっかりと勉強できる環境作りプロジェクト

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DAREDEMO HEROは、セブ島で貧困層への教育支援を行っているボランティア団体です。毎回「俺のセブ島留学」さんで、私たちの活動を少しずつ紹介させていただいています。(前回の記事はこちら:野菜が嫌い!セブ島の子ども達はDAREDEMO HEROの菜園プロジェクトで変わるか!?

今回は、現在私たちがオープニング準備を行っている、HERO’S HOUSE2の「DAREDEMOラーニングセンター」を設置するにあたり、多くの「出愛」(出会い)そして何度も起こった「ミラクル」についてお話させていただきます。

高級住宅地の中に何故、ヒーローズハウス?

現在DAREDEMO HEROの拠点となっている、HERO’S HOUSE1は、高級住宅地の中にあります。
貧困支援を行う際、拠点を貧困地域に置くことが通常です。スラムに住む子供たちは確かに、貧しい生活をしています。

しかし、友達も近所の人もみんな貧しいため、日々自分の置かれている環境に疑問を持つことはありません。一方、私たちの支援する子供たちは、日々周囲の富裕層の子供たちが、恵まれた環境で勉強をしている光景を目の当たりにしています。

「自分は勉強がしたいのに、家に灯りがないため勉強できない。なぜだろう?」「自分は勉強がしたいのに、教科書が買えない。なぜだろう?」

私たちはそんな子供たちの「どうして自分だけが?」というエネルギーを学習環境を整えることで、「やる気」のエネルギーに変えています。

そして、今回新たに支援を開始したHERO’S HOUSE2は「ひとつの公立学校にひとつのHERO’S HOUSEを作る」という壮大な計画の第2弾です。こちらも、5つ星ホテルと高級ショッピングモールと最先端ビジネス街に囲まれた一角に位置しています。

フィリピン・セブ島ボランティア団体DAREDEMOHERO

目の前を通っていても、注意して見なければ気付かないような貧困地区でHERO’S HOUSE2の子供たちは生活しています。

貧困地区といっても、そこには日本の下町のような賑わいがあり、いつも子供たちの笑顔で溢れています。しかし、この地区には学校に行けない子供たちや、その日の食べものにも困るような生活を続けている人々がたくさんいます。

フィリピン・セブ島ボランティア団体DAREDEMOHERO

一泊数万円のホテル、一着数万円の洋服が売られるショッピングモール、高層ビルの立ち並ぶビジネス街のすぐ横で、子供たちの住む家には、勉強机はおろか、最低限の灯りすらありません。

私たちは、この地区から「勉強がしたくてもできない子供たち」を10人支援しています。

この子供たちが、放課後や週末にしっかりと勉強できる環境を確保するために、HERO’S HOUSE2の開設が計画されました。しかし、この地区で子供たちが安全に安心して学習できるスペースを確保することは簡単なことではありませんでした。

何度も設置場所を探しましたが、安全で快適に学習ができるスペースを見つけることが出来ませんでした。

その上、資金などの問題もあり設立計画が一向に進みませんでした。そこでバランガイホール(役場)に相談に行ったところ、ちょうどバランガイ(役所)でも、子供たちの学習スペースを作らなければいけないということでした。

以前より私たちは、より多くの子供たちに学びのチャンスを提供したいと考えていましたが、資金の関係上、なかなか実現が難しく悩んでいました。

そこで、今回はDAREDEMO HEROの奨学生だけでなく、この地区に住む勉強したい子供たちが誰でも使うことのできる「DAREDEMOラーニングセンター」をバランガイホールの一部屋に開設することになりました。これは本当に奇跡的な「出愛」(出会い)でした。【ミラクル1】

フィリピン・セブ島ボランティア団体DAREDEMOHERO

しかし、スペースの提供を受けることができたものの、改装費、設備費などは全て当団体が負担しなければいけません。はじめに提示されたスペースは、4階の半分がオープンスペースで、屋根も床もボロボロ。

子供たちの安全を考えると、高いフェンスを設置する必要があり、予算的に非常に難しい状態でした。

誰でもヒーロー|ヒーローズハウス2

どうにかお金を集めて、このスペースを子供たちにとって安全・安心のスペースに改修しようと奮闘しましたが、なかなか資金が集まらず、むなしく時間だけが過ぎていました。

そこに更なる奇跡が起こりました!!!

初めに提供されたスペースより格段にいいスペースを、バランガイキャプテンが提供してくれたのです。【ミラクル2】

そしてさらに幸運は続きます。あのQQ ENGLISHの代表取締役社長、藤岡頼光様に全面的にご協力を頂き、QQ職人チームがHERO’S HOUSE2の改修をしていただけることになりました。【ミラクル3】

フィリピン・セブ島ボランティア団体DAREDEMOHERO

しかも、費用まで全てご負担いただけるという何ともありがたいお話です。そして内装工事を終えた教室がこれです。

フィリピン・セブ島ボランティア団体DAREDEMOHERO

まるで英会話学校の教室のような、清潔感が漂う実用的な空間が完成しました。更に、ラーニングセンターにはなくてはならない図書館ですが、時を同じくして、あの東進ハイスクールのカリスマ講師の安河内哲也先生から、たくさんの本が届きました。【ミラクル4】

そこにさらに、ご支援者様からのご寄付のお申し出がありました。

そのご支援金で子供たちに必要な辞書を購入させていただき、立派な図書館スペースがHERO’S HOUSE内に完成することが出来ました。【ミラクル5】

フィリピン・セブ島ボランティア団体DAREDEMOHERO

皆様の多大なるご協力と、たくさんのミラクルのお蔭で完成したラーニングセンターを、子供たちにはずっとずっと大切に使ってもらいたいです。そのため、先日、全員裸足で床磨きを行いました。子供たちは放課後や週末にこの教室を使える日を今か今かと心待ちにしています。

フィリピン・セブ島ボランティア団体DAREDEMOHERO

何一つ不自由のない教室に見えますが、ひとつ大きな問題があります。それはこの大きな窓です。

フィリピン・セブ島ボランティア団体DAREDEMOHERO

一見、開放的でとても素晴らしい窓ですが、日中は日当たりが最高のこの教室。エアコンなしでは完全に蒸し風呂状態です。。。。

次に私たちがやらなければいけないことは、この教室にエアコンとカーテンを設置することです。

そこまで整えることができれば、10人の奨学生だけでなく、この地区のたくさんの子供たちの「やる気」を応援できるラーニングセンターがオープンできます。

一日も早く、たくさんの子供たちが安全安心快適に勉強できるラーニングセンターをオープンできるよう、皆様のご支援をお待ちしております。

フィリピン・セブ島ボランティア団体DAREDEMOHERO

ご支援方法の詳細は、こちらをご覧ください。
http://daredemohero.com/support/

今後も私たちの活動を少しずつご紹介させていただきます。引き続きよろしくお願いいたします。

DAREDEMO HEROスタッフ JUNKO

あと少し足りない!セブ島貧困層の子供たちがしっかりと勉強できる環境作りプロジェクト is a post from: 俺のセブ島留学


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