今回はセブ島の親子留学と、ジュニアキャンプについてご紹介していきます。
この記事を最後まで読んで頂くことで、セブ島の親子留学とジュニアキャンプを早期に始めることの重要性と全体像がつかめるはずです!
まず最初に、今回の記事を作るにあたって親子留学に興味がある方を対象に、「セブ島での親子留学にも興味がありますか?」というアンケートを取りました。
その結果がこちらです。
6割が興味あり、4割が興味がないという結果でした。
「親子留学でセブ島はちょっと。。。」という方が4割もいるみたいですね(悲)。
具体的にどんな点が決め手だったのかを確認してみると、
このような違いになりました。
そこで、今回の記事では上記の興味あり派となし派が掲げた項目を中心に、セブ島の親子留学やジュニアキャンプがどういったプログラム内容で、治安面、発音は大丈夫なのか? マンツーマンやセブ島のリゾートの様子などを具体的にご紹介していきます。
セブ島親子留学&ジュニアキャンプとは?
セブ島の親子留学やジュニアキャンプは、欧米のジュニアキャンプに比べるといくつか利点があります。
日本から約5時間(最短4時間半)の直行便が出ていますし(成田、セントレア、関空)、時差も1時間なので、欧米留学に比べたら移動距離も時差も少なく、お子さんの体に負担をかけません。
対象年齢は0歳から高校生ぐらいまで。
0歳のお子さん(0.5歳以上)から1歳、2歳のお子さんを連れて親子留学が出来る場所は、中々ありません。
特に3歳以下のお子さんであれば、飛行機に5時間乗るセブ島と、8時間乗る(ハワイ、オーストラリア、シンガポール等)では親御さんの精神的負担も全然違うのではないでしょうか。
親子留学は「ジュニアキャンプ」と「通年型」の2パターンがあります。
1,セブ島のジュニアキャンプ
ジュニアキャンプはサマーキャンプという言葉が有名ですね。
それから春、冬もあります。
つまり小学生や高校生までの方々が、夏休みを取る期間だったり、冬休みを取る期間に留学する。これがジュニアキャンプのパターンです。そのため基本的には1週間〜2週間程度の短期留学です。
2、通年型のセブ島親子留学
通年型は常時、毎週受け入れしていますので、語学学校に空きがある限りは行ける留学です。
特徴は5つあります。
1,セブ親子留学はマンツーマン授業
マンツーマンがまず主体であるってことです。これは欧米留学にはないパターンです。
なぜなら、欧米留学はグループクラスが基本的にメインだからです。
2,留学費用が安い
2つ目のポイントとしては、留学費用が欧米留学に比べて2分の1、もしくは3分の2ぐらい安いです。セブ島は基本的に留学、授業料と宿泊施設と、あと食事代がセットになっています。
欧米の場合はバラバラなんですね。で、特にお金がかかるのは、宿泊費と食費です。

ハワイとセブ島の物価の違いを表したデータ。約50%〜75%は違う。
source:https://www.numbeo.com/cost-of-living/comparison.jsp
留学費用トータルでは30%前後は、少なくとも節約できます。(それなのにマンツーマンで授業が受けれるんです!)。
3,日本人スタッフが常駐
日系の語学学校で、日本人スタッフが常駐してるのはもちろん、ここ最近は韓国系の語学学校でも日本人スタッフが常駐しているところは多いです。
欧米留学でも確かに日本人スタッフが常駐している学校もあります。ただし1名、あるいは2名ぐらいです。日系の親子留学、もしくはジュニアキャンプの場合は、最低でも3から5人ぐらいは常時います。
特にジュニアキャンプでは、フィリピン人の先生も常に生徒を見ていますので、更に安心です。
4,リゾートホテルやコンドミニアムに滞在可能
kredoのコンドミニアム一例
4番目の特徴は、ホテルやコンドミニアムに滞在できることです。
親子留学で寮に住むことに抵抗がある方は、ビジネスホテルやコンドミニアム滞在型プランもあります。
特にコンドミニアムはキッチンやIHヒーターがついている所が多いので、料理ができます。
フィリピンでの食事が合わない場合も安心ですね。
なお、ジュニアキャンプはリゾートエリアの場合もあれば、セブ市内の学校施設内で行うプログラムもあります。
5、親も勉強をする!(親子留学のみ)
最後5つ目、これは重要です。
セブ島の親子留学では、親も勉強する事が基本的なスタイルです!
もしハワイで親子留学するなら、お子さんと一緒にハワイに行き、親御さんはショッピング、もしくはカフェでリラックスしたり、スパに行ったり、あとはお仕事があれば、もちろんお仕事をされる方が多いと思います。
しかしながら、ここはフィリピンセブ島!こちらでの親子留学は、二人とも勉強するのが一般的です。
親が背中を見せて、子どもに勉強する大切さを伝えるこれがセブ島での親子留学の素晴らしい点です。
セブ島での親子留学事情
ところで今、セブ島での親子留学がどのぐらい人気があるのでしょうか?
まず世界唯一(2019年夏時点)、セブ島で親子留学を専門にしている語学学校があります。学校名は「Kredo Kids」というのですが、その学校は定員30組〜40組。2カ月から3カ月先まで常時埋まっている状況です。
また、キッズキャンプで有名な「ファーストイングリッシュ」とう語学学校、こちらは夏場100名前後のキッズが留学に来ています。
更にもう一つ、IDEA CEBUという語学学校です。セブ島では有名な日系語学学校の一つで、なんと数百名単位で20歳以下の留学生が2019年の夏に来ていました。
ジュニアキャンプ以外にも通年型の語学学校、いわゆる当サイトのこちらでご紹介している→語学学校一覧表の上位校に親子留学される方は本当に多いです。
既に来年の春の予約も埋まり始めていると、いくつかの学校から聞いています。
今、なぜ親子留学&ジュニアキャンプが大人気なのか?
私自身、学校のマネージャーさんやオーナーさんとお話しする機会がよくあるのですが、2018年から親子留学が増えてきたという話をよく聞きます。
実は当サイトでも、今年に入ってからより一層、親子留学の問い合わせが増えました。
ではなぜ、親子留学の関心が高まっているのでしょうか?
親子留学されている方に聞いてみると、親御さん自身が以下の事を肌で感じているからのようです。
1、訪日外国人の数が上昇
例えば、訪日の外国人は今3,000万人ぐらい来てると言われています。かつ、2020年の国の目標では4,000万人です。私も都内に住んでいますが実際に多くなったと肌で感じていますし、実家(山梨県のど田舎)にたまに帰るのですが、帰る度に明らかに外国人旅行客がどんどん増えてきています。
外国人とコミュニケーションをするための英語力が、観光業では間違いなく必要とされています。
2、海外旅行の機会が増えた
2つ目は海外旅行に行く機会が増えたことです。私たちは海外に行くとき10年前に比べたら、値段もかなり下がりました。LCCが普及しはじめ、格安航空券が出回り、飛行機がたくさん飛ぶようになったためです。ハワイでさえ、関空からだと(時期にもよりますが)安ければ6万円で行けてしまうとか!あれだけ距離が遠いハワイでさえ、格安で行けるのは嬉しい限りですね。
海外旅行をすればするほど、「英語がもう少しできたら」と思う機会も増えるでしょう。
3、仕事で英語を使う機会が増えた
最後に一番重要なのは、外国人と仕事をする機会が増えたということです。
日本の市場が多くの業界で飽和状態にありますので、海外展開を考える企業が跡を絶ちません。現在立ち上がっている数々のサービスは、最初から世界展開を狙っているものも多い状況。
例えばメルカリ。有名な話では、2018年にエンジニアの採用の8割から9割が外国人だったという、衝撃的なニュースが流れました。
グローバル化を考えている企業にとっては、日本人か日本人じゃないかというよりも、英語ができるかできないかという方が重要になりつつあります。
仕事のスキルが重要なのは間違いありませんが、英語スキルも同じぐらい重要視する企業が増えてきました。
セブ島に親子留学・ジュニアキャンプに申し込みをした親御さんに話を聞いてみると、どうやらこういった様々な世の中の英語の必要性を以前より肌で感じているからこそ、いち早く子供へ英語教育をしようと思ったそうです。
国の方針は?進学に大きく影響
もう一つ、重要なポイントが国の方針です。2020年からスタートするのですが、3つ重要なのがあります。
1、小学生から英語がスタート
2020年から小学校5~6年生は英語が必須になりました。今2019年ですが、準備期間とされています。小学校5~6年から英語教育はスタートする、英語を学ぶ機会が増えます。
2、大学入試が変わる
センター試験の内容が変わります。4技能になり、スピーキングとライティングが入ってきます。
3、トビタテ留学Japan
トビタテ留学Japanというのは、高校生と大学生を対象にした国が奨学金を出して、留学を後押ししています。実際にセブ島にも多くのトビタテ留学Japanを経由した留学生が来てます。
これはセブ島だけではなく、欧米留学対象です。国がどんどん留学を後押ししているということです。
4、CEFR(セファール)の導入
もう一つ重要なのが、日本がCEFR(セファール)に沿って英語を学んでいくということです。
CEFR(セファール)とは、国際標準規格。要は国際的に、この英語の基準を1つにして、この基準でやりましょうということです。6段階ありますが、それに沿っていくということです。
実際、欧米の語学学校、欧米の普通の学校、一般には学校、4年制大学も含めて、CEFR(セファール)に沿っています。セブ島留学の各語学学校も、基本それに沿ってます。
CEFR(セファール)で重要なのは、4技能です。要はスピーキングとライティングも含めたものを、国として推奨してるということです。
国として推奨すると、進学に大きく影響されます。
例えば中学の入試、高校入試、それから大学入試では、今までよりもスピーキングやライティングが重要視されるのは、もう目に見えてます。試験内容が変わるということです。
つまり、英会話を今まで以上にやっていく必要があります。いい大学に入りたい、国内外含めていい大学に入りたい場合は、今まではリーディングとリスニングを勉強していればなんとかなりましたが、これからはスピーキングとライティングが重要になってきます。
なぜ英語を早期で始めるべきなのか?
ではなぜ、英語を早く学ばなければいけないのでしょうか。もちろん国が方針を決めているからというのもありますが、実はとても興味深いデータがあります。
1、クリティカルエイジの問題
仮説にはなりますが、英語を学ぶ、学びやすい限界の年齢というのがあると言われています。まず、0歳から3歳までが1つの基準で、ここまでに英語に触れておくと、発音が良くなったり、英語がすっと入ってきやすくなったりっていう仮説があります。
それからもう一つが、10歳前後です。8歳から13歳って言う方もいれば、10歳以下って言う方もいるんですけど、いずれにしても、そのぐらいの年齢までに英語、第2外国語を身に付けていると、その後の将来でも勉強しやすかったり、身に付きやすくなったりと言われています。
2、中学1年〜2年で英語が苦手になりやすい
もう1つ、非常に重要なデータがベネッセから出てます。英語が苦手になるのはいつですかという統計を取った2018年のデータがあります。
このデータによると、中学校1年生から2年生の前半で苦手になるピークを迎えます。つまり、この前までに、英語が好きになってるか、なってないかで、大きく変わるってことですね。
英語が好きになってれば、恐らく苦手にはならないと思います。でも、英語に対して準備がなければ、中1から中2ぐらいの間で英語が苦手になって、その後英語を勉強しなくなるという可能性が高いです。
このデータは2018年のものなので、中学校1年生から義務教育で英語を勉強します。2020年以降は小学校5~6年から義務教育で英語の勉強をするので、2020年以降にデータを取った場合は、小学校5~6年が苦手のピークになるのではないかと推測できます。
ということは、親子留学をするのであれば、実はそれ以前にする方が良いかもしれません。
親子留学をして英語に触れて、英語を好きになってもらう事を小学校4年生、5年生ぐらいまでにしておいたほうが、苦手意識は付かずに済みそうです。
実際に親子留学された成功例
実際、これ、私の知人の成功例の話なんですけれども、私、2012年に留学しまして、2013年に都内の学校に、また再度入学したんですね。そのときに出会った方が、出会ったお子さんが、小学校6年生で、セブ島に2週間留学されたんですね。
で、その後に、仲良くなりまして、その翌年も、実は私お会いして、更に翌々年、要は小学校6年、中学校1年、中学校2年で毎年夏に来てくださる方で、2週間から3週間ぐらいセブ島に留学されてたんですね。その方とよくお話させていただいたんです。その方、そのお子さんが中学校3年は、受験だって来れなくて、高校1年になったときに、もう一度セブ島に留学してきてくれて、お会いしたんですよ。そのときに、お子さん、実はもう英語の準1級を取ってたんですね。
これ、何でかと言いましたら、小学校6年のときに留学して、フィリピン人の先生と英会話をして、すごく楽しいっていうことになった。もう他の勉強はあんまりしなかったんですけど、英語だけはやりたいって言って、英会話に常に通ったり、オンライン英会話をやったりとか、自主的に英語を勉強してたんですね。やっぱり英語はトップクラスだったらしいです。その学校内で。
っていうのを、毎年繰り返したんで、やっぱり英語が好きになったんですね、実際。で、その結果としても、高校1年生の夏場にお会いしたんですけども、英検準1級取ったんです。英検準1級取ってると、大学、2018年の、これデータなんですけど、70校の大学が、英検が準1級取ってると優遇されるんです。中には英語を免除してくれる学校もあります。
この時点で英語を勉強していれば、楽になっています。できるだけ早い段階で親子留学をすると、メリットが大きいです。
今回は1つの事例でしたが、リピーターとして留学される方は本当に多くいらっしゃいます。その理由はお子さんが英語を好きになってくれてるからです。
大人になってから英会話スクールに通うのでは、莫大なお金を投資しなければいけません。なので、お子さんが若いうちに留学させるのは長い目でみたら、節約につながる教育投資といえそうです。