こちらはフィリピンセブ島にある語学学校の一つ、MBAに通われた留学生の体験談になります。
・お名前 ROA
・ご年齢 30歳
・職業 会社員(薬の臨床開発)
・通われた学校 社会人限定のオトナ留学 MBA
正式名称:Master of Business English Academy フィリピン政府公式認定語学学校 MBA
・滞在期間 2週間
・かかった費用 約30万円=185,150(学校費用)、18000(SSP発行費用*学生ビザ)、4500(空港ピックアップ費用)、3750(水道光熱費)、約4万円(航空券)、約4万円(おこずかい)
・どのぐらい英語力が伸びたか(TOEICや自身の英会話力など) 発音が良くなり、今までよりネイティブスピーカーとの会話がスムーズになりました。文章の組み立てに関してもうまくなり、聞き手が理解しやすく話せるようになりました。
1,なぜその学校を選んだのですか?
経営者が友人だったため、短期間から留学可能だったためです。また、アメリカなどと比べて安価かつ、教師陣のクオリティーが良いとの評判があり、一人部屋、ホテル滞在など社会人限定にふさわしい条件がそろっていたためです。社会人限定であるため、他業種の方々の人脈構築が見込まれたというのも理由の一つです。
2,フィリピン留学前に準備してきた事はありますか?
<勉強面>・単語、文法の復習⇒使用教材=DUO3.0
・電子辞書⇒授業で出てきた知らない単語の発音確認に有効です。
M・erriam Websterなどの英英辞書アプリも準備しました。
ノートPC⇒毎週金曜日午後のプレゼンテーションクラス(希望者のみ)にはパワーポイント作成が基本的に必要です。プレゼンテーション以外にも宿題をE-MAILで先生に提出するなどなにかと便利です。
部屋にいる間にYOUTUBEで好きな洋楽を流して勉強するのにも役立ちます。
<生活面>
常備薬⇒風邪薬、下痢止め、日本からのお土産(和菓子)
その他⇒日焼け止め、水着
3,フィリピン留学してから、何を準備してくればよかったと思いましたか?
・文法用語の勉強⇒普段、文法用語は日本語もしくはSVOなどの記号で勉強していたので、先生が英語で文法用語を説明してくれても理解がしにくかったです。接続詞や名詞など基本的な文法用語を英語で覚えておくと授業がスムーズでしょう。・クロックス⇒アイランドホッピングにて無人島の海に入る際、歩くと痛い処が多々あったためです。ビーチサンダルよりも水中を歩く際便利でしょう。
・洗濯用洗剤⇒クリーニングも利用できますが、下着などは部屋で手洗い石鹸で洗っていました。そのため洗濯用洗剤を持参すればよかったです。
・ひざ掛け⇒女性は教室内は冷房が効いているのでひざ掛けを持っていくと快適に授業が受けれるでしょう。
・現金⇒ある程度持参していましたが、予想よりもお金を使いました。海外で利用できるカードがあれば問題ありませんが、ない場合や使えるがわからない場合には余裕をもった金額を持参するといいです。セブシティ内ではなんでも比較的安価ですが、マクタン(観光地)に行くとタクシー代もかかりますし大体のものが高額になる傾向があります。
・レターセット⇒先生に感謝の気持ちを英語の手紙にしたかったです。
・本⇒英語でも日本語でもいいのですが、ビーチサイドでゆっくりする際などにあったら良かったなと思いました。
4,実際にその学校についてみて施設はどうでしたか?
新校舎に宿泊*2015年5月4日より新校舎宿泊施設は社会人であっても文句のない環境です。綺麗で使いやすい部屋で、特に心配はいらないです。
ただ、窓がない部屋は少し息苦しいですかね。
また、食べ物を置いていると部屋が何階であろうとアリが沢山寄ってきます。そのため食べ物・飲み物のごみは冷凍庫にすぐに入れるようにしていました。
5,授業のカリキュラム内容を教えて下さい。
下記は私の場合(ビジネスイングリッシュ選択)であり、人により順番が異なります。グループクラス以外はマンツーマン一時間目08:40-9:30⇒SCスピーキング[主に発音練習]
二時間目09:40-10:30⇒Groupグループ[ディスカッションやプレゼンテーション]
三時間目10:40-11:30⇒BEビジネスイングリッシュ*コアティーチャー[ビジネスメールの書き方など]
昼休み
四時間目12:30-13:20⇒Erective選択授業[希望して時制について勉強]
五時間目13:30-14:20⇒BEビジネスイングリッシュ*コアティーチャー[プレゼンテーションクラスの準備やビジネスイングリッシュ]
六時間目14:30-15:20⇒自習または休憩
七時間目15:30-16:20⇒CEリーディング[記事を読んで、要約を口頭で説明]
八時間目16:30-17:20⇒GSライティング[テーマに沿って文章作成]
*毎週金曜日午後は任意出席・参加のプレゼンテーションクラス
二時間目09:40-10:30⇒Groupグループ[ディスカッションやプレゼンテーション]
三時間目10:40-11:30⇒BEビジネスイングリッシュ*コアティーチャー[ビジネスメールの書き方など]
昼休み
四時間目12:30-13:20⇒Erective選択授業[希望して時制について勉強]
五時間目13:30-14:20⇒BEビジネスイングリッシュ*コアティーチャー[プレゼンテーションクラスの準備やビジネスイングリッシュ]
六時間目14:30-15:20⇒自習または休憩
七時間目15:30-16:20⇒CEリーディング[記事を読んで、要約を口頭で説明]
八時間目16:30-17:20⇒GSライティング[テーマに沿って文章作成]
*毎週金曜日午後は任意出席・参加のプレゼンテーションクラス
一日8コマ(そのうち1コマは自習)のビジネスイングリッシュのコースを選択しました。
オプションで8コマ全てを授業にもできますが、私の場合1コマ自習がなければ集中力が持たなかったので基本プランをお勧めします。
グループレッスン以外はフィリピン人講師とのマンツーマンですのでかなり疲れます。
始めはグループレッスンはあまり意味がないかと思っていましたが、スクールメイトの前でプレゼンテーションや会話をすることは自分を客観視できたりと、思った以上に意味があると思いました。
生徒の英語力に責任を持つ先生(コアティーチャー)が一人つきます。コアティーチャーを中心に他の授業とのバランスなどを調整して、留学の目標にミートできるようにサポートしてくれます。
6,最もためになった授業と、ためにならなかった授業はどんな授業でしたか?
ためになった授業はスピーキングとライティングのクラスでした。私の場合はすでに英語でのコミュニケーションは出来ていましたが、間違った発音や文章の組み立てが下手だったためミスコミュニケーションが多くありました。スピーキングクラスではLとRの発音やイントネーションなどしつこく指摘してくれるので、日本に帰ってから英語の発音に自信が持てるようになりました。
また、ライティングクラスでは英語の文章の組み立て方(起承転結のようなもの)についても何回も練習していくうちに上手くなりました。
自分があるトピックについて書くまたは話した後、先生がフィードバックしてくれ、その後、先生が見本を示してくれました。宿題ではなく授業で反復練習→修正していったので身につけやすかったと思います。
逆にためにならなかった授業はリーディングの授業でしょうか。
授業というより、先生があまり優秀でなかったように思います。教えてくれることが少なく、自分の成長が感じられませんでした。先生の変更をしておけばよかったです。ちなみにこの先生はすでに退職されたようです。
7,どんな先生が自分に合い、どんな先生が自分に合いませんでしたか?
テンションが高すぎる先生が合いませんでした。皆さん比較的お若いので、休み時間には元気で良く歌を歌っています。楽しいですが、私は少し落ち着いた先生のほうが好きでした。
的確に私の弱点を指摘して、それを直すことに焦点を当ててくれた先生が合うと思いました。こちらは必死に話すので、授業の進め方がシンプルだと自分の成長もわかりやすかったです。
7,食事内容はいかがでしたか?
平日朝のみ食事が付いています。九州から来た日本人の料理人がいるので味は美味しいです。夜、昼ともに学校のカフェテリアで食べることも可能です。学校外のレストランは移動しないと美味しいところは少ないので、グルメの方や脂っこい料理が苦手な方は少しつらいかもしれません。
8,インターネットの環境はどうでしたか?
教室などのWIFIについては問題はありませんでした。ポケットWIFIの中には古いものがありすぐに電源が切れてしまうものもありました。今後どんどん新しくなっていくとは思います。
9,その学校の最大のメリットと最大のデメリットを教えて下さい。
メリット
先生の質・・・MBAにはフィリピンの優秀な先生が集まっています。またその先生のなかでも常に競争*があります。そのため一人ひとりの生徒に責任を持って授業をしてくれるのでこの質が保たれているのだと思います。元の頭の良さに加えて、モチベーションも高く、生徒一人ひとりに臨機応変に授業をしてくれます。またフィリピン人の人懐っこい性格も日本人にマッチして心地いい授業に感じました。
*卒業後に生徒のアンケートやテストの点数の伸びなど沢山の尺度によりランク付けされ、給料や日本に行ける権利などに直接結びつくようです。
社会人限定・・・個性的できちんとした人格・仕事を持っている方が生徒さん*に多いため、日本に帰った後もかけがえのない仲間ができるでしょう。*外資系コンサルティング会社、医薬品メーカー、SE、タレント、起業家、医師、海外にて仕事をしている方など、年に何回か100人規模の同窓会もあり楽しいです。
楽しい・・・海やクラブ、食事など非日常で楽しいことが沢山あります。週末沢山遊んで、勉強すれば留学が素晴らしいものになるでしょう。
デメリット
日本人の生徒しかいない・・・生徒が100%日本人なので、授業以外は大体の生徒さんが日本語を話しています。短期間の場合は特に会話力が伸びない原因になるでしょう。先生との食事や、生徒同士でも英会話など、授業以外も英語を使うことを強くお勧めします。先生が若い・・・講師は20歳台が多いです。そのためビジネスイングリッシュといっても”本当のビジネス”を知らない講師に教わることになります。ビジネスメールなどは教科書通りに教えてくるので、実務に応じてリクエストするといいでしょう。
10,この学校での留学を成功させるコツは、どんなところにあると思いますか?
勉強時間を確保する・・・平日、休日含めて、割合忙しいので息抜きと勉強のメリハリをつけることが大切かと思います。プレゼンテーションクラスについては準備に時間がかかるので、英語のレベルがある程度高い方以外で短期留学の方は行わないほうがベターかと思います。英語を使う機会を自分で作る・・・日本人の生徒しかいないので、授業以外の時間は日本語を使うことが多いです。先生と食事へ行ったり、生徒同士でも努めて英語を使うなどすれば会話力はどんどん上達します。
基本的は単語を留学前に覚えていく・・・会話ができなくても、単語があればあるほど上達が早いですし、一人でも勉強できるのでできる限り覚えていくといいと思います。
日本に帰ってからもモチベーションを保つ・・・先生が皆さん口をそろえて言うことです。3カ月留学してある程度話せるようになっても、使わなければすぐに忘れてしまいます。お金と時間を無駄にしないために勉強を続けましょう。
11,何か他に学校のエピソードや、その学校を検討している方にお伝えしたい事があればお願いします。
MBAはきちんと目的意識を持って行けば必ず成果が出る学校だと思います。それは先生と生徒の質がいいからです。
先生が良いからといって自分がなにも伝えられなくては自分のゴールに近づけないので、自分の目的や要望を沢山先生に伝えることが一番重要です。授業が進んでいる間も、なにか違うと感じたらはっきり伝えるべきです。
先生がだめなら事務局に伝えて先生を変えてもらいましょう。度々あることなので先生に悪いと思う必要はありません。貴重な留学期間を有効に使えるかどうかは自分次第でもあります。
また、生活の面ではやはり”仲間”の存在が大切になってきます。普段関わらない雰囲気の方やお仕事の方などが沢山いらっしゃいます。規定概念にとらわれず話してみると面白い方ばかりです。
なんで社会人になってから留学にきたのか、人生についてなど、飲みながら話す機会が沢山あるかと思います。大事な時間を削って大人留学に来ているのですから、皆さん意識が高いので話しているとモチベーションが上がります。
また、留学の最後には”卒業式”のようなものがあります。英語のスピーチをして卒業証書とテスト結果がもらえます。大人になってこのような機会はあまりないと思うので、感慨深い貴重な時間に感じました。
良い留学になりますように。
MBAはきちんと目的意識を持って行けば必ず成果が出る学校!|オトナ留学「MBA」へ留学体験談 is a post from: 俺のセブ島留学